岩さんの絵日記


散歩をよくするんですが、我が家のガーデニングとご近所の庭で気に入ったものや植物に関して目を引かれた物をデジカメで撮ってみました。

by 岩崎


2001年09月12日(水)
いつ咲いたのだろう夜香木!

ヤコウカ(Cestrum nocturum)ナス科
ヤコウボクという言い方が多いですが、
 西インド原産の低木で、写真のような花を咲かせます。昼間は、萎んでいますが、夜になると開き、強い香りを放ちます。昔は、夜香木と呼ばれましたが、木が香るわけではないことから、夜香花という名前に変わりました。ダチュラ(木立朝鮮アサガオ)と同じ程度の耐寒性なので、露地で越冬すると思いますが、強い霜に当たるとかれる恐れがあります。運が良ければ株元がかれずに春から伸びて花を咲かせてくれます。強い香りなので、遠くまで香りが広がり、しかも、良い香りです。夏から秋まで周期的に何回か花を付けるので、庭の片隅に植えておくと面白いと思います。近くで香りをかぐよりも、うん?何の香りかなって思わせる感じが好きですね!ちょっと強すぎる。遠くから風に乗って流れてくるのをかぐとちょうどよい。
余談:匂いがするので花を探すが見当たらない。「幽霊花」という言い方もある。





2001年09月22日(土)
学名:Lycoris radiata var. radiata
 別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)
 花期:秋
俗名が多いようです。
「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)は「天上の花」という極上の意味ですが、それ以外には「シビレバナ」「ドクバナ」「ニガクサ」「テクサリ」「ジゴクハナ」と、何ともありがたくない名前ばかり…。理由は、お彼岸の頃、墓地に咲いている事が多いためと、地下の鱗茎(球根)に毒があるため。しかし花に触っただけでは無害です。「お寺やお墓・土手の花」と決めつけ、あまり嫌わないで下さいね。
大変、丈夫で育てやすい、東アジア原産のヒガンバナ科ヒガンバナ属の耐寒性球根の多年草です。

●植える(置く)所
日射しの当たる明るい所へ
鉢の場合は小〜中鉢程度で

●水やり
普通に土が乾いたら、たっぷり与えて下さい

●越冬
寒さには強く、普通の植物とは反対で夏に休眠します
冬は地味な葉で健気に光合成をしながら、その栄養を鱗茎(球根)に貯えているので、葉に陽が当たるようにしてあげましょう
●殖やし方
繁殖は、葉が黄変する6〜7月頃、分球で
※鱗茎(球根)には毒性物質がありますが、口に入れなければ問題ありません。水で洗い流せば大丈夫です。ただし、臭いがキツイので、服などに飛ばさないよう注意して下さい。
●実は毒のある鱗茎(球根)は食料だった!?
「毒がある」という事で嫌われものの彼岸花ですが、かつて飢饉の時には毒があるはずの鱗茎(球根)を食べていました。鱗茎(球根)に栄養として蓄えられているのはデンプンですから、つぶして何度も何度も水にさらし乾燥させると、片栗粉やコーンスターチのようになるのです。
しかし危険ですので、試すのはくれぐれも止めてね。





キーワード



日記ログ
shiromuku(fs)DIARY version 1.03