デンドロビウム(ノビル系)
春の管理3〜5月

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2001-06-01

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花が終わったら

 この鉢花は、花が終わったら花だけ摘み取り、茎はそのまま残しておきます。春の新芽が伸びる時には、親の茎の中の養分で生育しているのです。肥料は、気温が低くてまだ新芽が出ていないときには与える必要はありませんが、最低温度が10〜13℃以上になり、新芽が伸びだしたら施肥をします。
 水やりは、植え込み材料の表面が乾いてから2日前後待って与えるようにします。

春の生育が始まったら

 花が終わり,冬の低温状態から気温上昇して日照量が増えてくると、成長期に入ります。4月ごろから水やり・施肥・植え替えの好期となります。

置き場所

 3〜4月はまだ夜の気温が低いので,室内の日当たりのよいところや縁側などに置いて管理します。夜の気温が10〜13℃以上になってくると,戸外の棚の上に出してもかまいません。雨が直接あたらない日当たりのよい場所に移動します。

上手な水やり

 夜の最低気温が10〜13℃以上になると株の動きも活発になり、新芽が伸びてくる時期です。植え込み材料の表面が乾いてきたら、すぐに水を与えるようにします。新しい根の伸びを妨げないように気を使いましょう。
 水やりは気温の高い日中は避け,午前9時ごろまでか夕方に。
  花が3月以降に咲いてくる場合、蕾が膨らみ始めたら、水やりは少し乾き気味にした方がよい花が咲きます。

肥料のポイント

 花が終わり、新芽が伸び始めたら、肥料を与えます。
 まず新芽が2cm前後になった頃から月に1〜2回の割で洋ラン用の配合液肥(1000倍液)などを与えます。4月上旬頃から好期となります。
 根がよく張っている生長株には、4月上旬頃と5月上旬頃の2回、固形の発酵肥料(油かす+骨粉混合)の置き肥を施し株つくりします。
 ただし、植え替え直後の株や根張の悪い株には、油かすのような強い肥料は根をいためることがありますので注意してください。

植え替え・株分け(2〜3年に1回ぐらい)

 植え込み材料の水苔が古くなって腐ったり、株が大きくなりすぎ新芽が鉢の外へはみ出しているものなどは株分けして植え替えるか、ひと回り大き目の鉢に植え替えて株の回復をはかりましょう。
 鉢は新しい素焼き鉢を使用し、今まで植え込んでいた鉢よりひと回り大きなものにします。
 植え込み材料には水苔専用、またはボラ軽石やバーク、ヤシ殻チップなどがありますが、初心者の場合は水苔上が無難です。

植え替えの要領

  1. 根に傷をつけないように、株を鉢から抜き取ります。
  2. 鉢から抜いたら、古い植え込み材料は取り除きます。次に根をほぐし、腐っているものは取り除き、新しい鉢に植え込みます。
  3. 株が張りすぎているものを株分けする場合、1株には葉のついた茎(新しい茎)、葉のない前年生の茎、前々年生の茎と最低3本ぐらいの茎があるようにします。
  4. 植え込むときには、根の間に水苔を挟み込み,次に株と鉢の間に隙間が出来ないように水苔は固めに詰め込みます。その際、忘れてならないのは、茎の根元が水苔の上に出るようにすることです。
  5. 株分けして植え込む場合は,鉢は小さなものに植え込んでください。

植え替え後の管理


 直射日光は避け,なるべく明るい場所におきます。植え替え後20日間ぐらいは1日3〜4回霧水を葉やバルブにかけ、鉢内への水は控えて乾き気味にします。根が動き出すまで過湿は禁物。
 肥料は、新芽が伸び出したら配合液肥を薄く溶かして与えます。そして5月頃になり株の活動が盛んになってきたら置き肥をしてください。
 

 

 

 




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