Page 1388 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ジャーマンアイリスが腐る さざんか@群馬 03/7/17(木) 16:06 ┗Re(1):ジャーマンアイリスが腐る sunnyboy 03/7/20(日) 9:27 ┗Re(2):ジャーマンアイリスが腐る さざんか@群馬 03/7/22(火) 0:49 ┗Re(3):ジャーマンアイリスが腐る greenfinger 03/7/22(火) 18:00 ┗Re(4):ジャーマンアイリスが腐る さざんか@群馬 03/7/23(水) 1:27 ┗Re(5):ジャーマンアイリスが腐る greenfinger 03/7/23(水) 12:36 ┗Re(6):ジャーマンアイリスが腐る さざんか@群馬 03/7/24(木) 20:46 ┗Re(7):ジャーマンアイリスが腐る sunnyboy 03/7/26(土) 10:05 ┗Re(8):ジャーマンアイリスが腐る さざんか@群馬 03/7/28(月) 0:42 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ジャーマンアイリスが腐る ■名前 : さざんか@群馬 ■日付 : 03/7/17(木) 16:06 -------------------------------------------------------------------------
質問ばかりですみません。 ジャーマンアイリスの葉がたおれてしまい、よくみると葉の付け根と芋が腐っています。 これ以上被害の出ないような予防法はありますか。 蒸れないように少し黄ばんだはをみつけると元からはがすように抜いていたのですが、 そこが傷になって腐るのでしょうか? ご存知の方 教えてください、お願いします。 |
シャーマンアイリス、昔育てたことがあるので、そのときの経験から・・・。 とても丈夫で、寒さ、乾燥にもつよい、砂漠のアイリス(アヤメ)とも いわれていますね。ただし、唯一難点をいうと、ご相談の通り腐りやすい、 ということでした。 植えている環境はいかがでしょうか?。盛り土をして周りの土より高く したところに、塊茎が見えるくらい浅植えにします。 それと肥料、特に窒素肥料を与えると、最初はぐんぐん育つのですが、 突然腐りだします。やせ地でも十分生育しますので、地植えなら、肥料は 特段なくてもいいですよ。与える場合はカリ、燐酸分を含む肥料を与えます。 なお、葉をむしるときに植物体を傷つけると、当然病原体が入り込みやすく なります。枯れた部分のみ切り取ってください。無用な傷はつけないほうが よいです。 腐ってきたものは、経験上では全滅してしまうことが多いです。腐った場合 は掘り上げて腐った部分をすべてきれいに取り去り、傷口に石灰などを塗って 2週間ほど陰干しにしてから、清潔な土に植えつけます(珍しい種類だった ので、なんとしてでも残したかったものですから)。これで試してみてください。 なお、場合によっては土そのものが汚染されていることもありえます。 おなじところに植えつけると再発する可能性もあります。 その場合には違うところに植えつけるか、土の消毒、入れ替えを行います。 以上は私の経験から・・・。ほかのかたがたのアドバイスもお待ちします。 |
▼ sunnyboyさん … 貴重なアドバイスをありがとうございました。 環境は、西日の当たらない乾燥した所にうわっています。 >腐ってきたものは、経験上では全滅してしまうことが多いです。 全滅してしまうと思うと、いてもたってもいられない感じです。 何種類かあるのですが、なかでも気に入っている大輪系の花なんです。 さっそくほりあげてやってみます、とりあえずプランターに植えて大きくなるまで保護してみます。 蒸れるといけないと思い、枯れてないうちに葉を取っていたのも やはりわるかったのですね。 化学肥料はやっていないのですが、牛糞をまぜたのは悪いですか? |
▼ さざんか@群馬さん … sunnyboyはちょっと所用で不在なので、相棒の私greenfingerから・・ >化学肥料はやっていないのですが、牛糞をまぜたのは悪いですか? 今年植えつけたのでしょうか?。原則として、植え付け時、直後には 肥料は与えないほうがいいでしょう。また、夏の暑い時期の施肥は 軟腐病を誘発しやすいので、与えるなら10から3月の時期がいいと 思います。 なお、ジャーマンアイリスは数年同じ土地で栽培を続けると忌地現象 を起こします。適宜植え替えが必要な植物です。植えるときは他の アヤメ科の植物が植わっていないところにします。 また、軟腐病に効く薬品(水に溶かして塊茎を漬けて消毒するものや、 傷口に塗るペースト)もありますので、どうしても残したい場合は これらも併用してください。助かるかどうかは運次第ですけれども。 助かるといいですね。 |
▼ greenfingerさん … 有難うございます、 同じ種類ばかり増えてしまったので抜いてその場所に新しい種類を(今回腐ってしまった株)植えたのでこれってご指摘の忌地現象になってしまっていたのでしょうか。 いわれてみると腐っているのは後からその場に植えたのが多いようです。 花が咲きしばらくはすごく元気に育っていたのですが、急に外側の葉がパタっとたおれてしまいました。 これは伝染しますか? 去年の7月頃葉を切り詰めて無肥料で植えて、牛糞は2月頃株の周りにやりました。 今日掘りあげたらすっかり腐ってしまっているのと、まだ大丈夫そうなのとありました。 薬はベンレートでよいですか、抜いた後に植えた今元気な株も腐ってくるのではと思い いっそう抜いて植えなおしたほうが良いでしょうか。 ジャーマンアイリスが好きなので何とか残したいのですが、土を入れ替えるのも大変ですしなかなか気難しい植物のようですね。 |
▼ さざんか@群馬さん … 同じジャーマンアイリス同士だけでなく、アヤメ科の植物が植わって いたところでは生育が悪くなるようです。 もともとやせ地に生えているため、肥料分を貪欲に吸収する性質がある 様で、肥料を与えると一旦はぐんぐん生育するのですが、養分を取り込 み過ぎて(人間でいえば超肥満状態)軟弱になり腐りやすくなるようです。 通常忌地を起こす植物は数年間は他の植物(稲類、豆類など)を植えてから 再び植えつけます。 腐敗の原因となるバクテリア、細菌によりますが、代表的なのは銅水和剤 (ボルドーなど)あたりでしょうか?。ベンレートも幅広い病気に効く 殺菌剤ではありますが、発売元などに問い合わせ、あるいは発売元のHP で確認してからのほうが良いと思います(ベンレートは使用したことがな いのでわからないのです)。 そのほかは大変丈夫なんですけどね。日本の気候、土壌に合わない植物 なのか、と思ったりもします。 こうやって考えると、鉢植えで毎年植え替え(鉢も変える)して管理する のが一番楽な植物と思います。 なお、軟腐病は一旦発生すると再発しやすいので、だいたいの植物では 即処分する、という扱いが多いと思います。 |
▼ greenfingerさん … いろいろと有難うございました。 もっと大きな花が咲くようにと、牛糞をやってしまったのが、良くなかったみたいですね。 今元気な株も腐ってこないように、天候が良くなったら、プランターに植え替えてみようと思います、その場合はすっかり土を落としてしまった方が良いでしょうか? |
▼ さざんか@群馬さん … 花が終わったらすぐ植え替える、とか、秋がいい、とか、いろいろ 言われているようですが、これからの季節は高温多湿となり、 植え替え、株分けによる傷から腐りやすいので、秋に気温が下がって からのほうがいいのではないでしょうか?。 9月半ばから10月はじめあたりでしょうか?。標高が高く、秋が早い ようなら9月中には植え替えたほうがいいでしょう。 北国で冬が早くやってくるところだと、植え替えてから根付くまで 十分時間がほしいので、花が終わったらすぐ植え替えるようです。 植え替えは、株を掘り上げて2から3芽を一株として、葉を20センチ 位に切り詰めます。塊茎はしょうがを手で割るときのようにパキッと割れ ます。割れたところは一週間以上陰干しして乾燥させてから植えつけます。 土は落としてしまいます。 植える10日以上前に石灰(苦土石灰)を土に混ぜて耕しておきます。 地植えの場合は畝をつくりその上に塊茎が見えるくらいに浅く植える、 プランターなら、芽が伸びるほうをぐっと空け、浅く植える。 と、私がやっていたのはこのような方法です。植え替えは2,3年に一度 でしょうか。植え替えた翌年より、2年目が豪華で、4年目くらいになる と、株も込み合い、やや小ぶりになってきたと思います。 プランターなら、大きめのものに余裕をもって植えて2年に1度がよいでしょう。 いろんな方がHPで育て方を紹介しているとおもいますので、キーワード 「ジャーマンアイリス 育て方」等で検索してみると、もっといろいろな アイディアをゲットできるかもしれません。 |
▼ sunnyboyさん … 本当にくわしくいろいろと有難うございました、とても参考になりました。 植えて3年目でしたので今年はとてもきれいでした、気が付いたのが早かったので、腐った株も2株で後のは大丈夫のようです。 とりあえず、しょうがの根のような芋のまわりの土を低くして芋が見えるぐらいにしました、乾燥ぎみに育て秋になるのを待ちます。 有難うございました。 |