Page 1659 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? ゆずたん 04/4/26(月) 14:20 ┣Re(1):クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? chiharu 04/4/27(火) 14:54 ┃ ┗Re(2):クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? ゆずたん 04/4/28(水) 9:55 ┣Re(1):クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? ゆうゆう 04/4/29(木) 19:16 ┣Re(1):クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? hanadayori 04/5/8(土) 3:51 ┃ ┗Re(2):クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? chiharu 04/5/11(火) 0:25 ┃ ┗Re(3):クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? hanadayori 04/5/12(水) 0:22 ┃ ┗Re(4):クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? chiharu 04/5/13(木) 13:44 ┗Re(1):クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? hanadayori 04/5/8(土) 4:37 ─────────────────────────────────────── ■題名 : クレマチス(白雪姫)の移植は・・・? ■名前 : ゆずたん ■日付 : 04/4/26(月) 14:20 -------------------------------------------------------------------------
先日、クレマチスの白雪姫という鉢植えを頂いたのですが ツルがぐるぐる巻きにされており、下の方の葉も枯れているような感じなので、 庭に植え替えしておげたいなと思ったのですが まだ花をつけており、つぼみも3〜4個ついています。 今の時期、移植は無理でしょうか? 見てると窮屈そうなので早めに庭に植え替えてあげたいのですが・・・ また、植え替えの際の注意点なども教えて下さい。 よろしくお願いします! |
▼ ゆずたんさん … 「白雪姫」という品種は、ラヌギノーサ、四季咲きで新旧枝咲きです。 古い枝からも新芽が出て咲くし、新しい枝からも芽が出て咲きます。 クレマティスの植え替えですが、一般には休眠中の2〜3月がベスト、 あとは1番花が終わった5月下旬〜6月上旬と。涼しくなった10月頃です。 ゆずたんさんのは、まだ蕾もあるとのことですから、これが咲き終わったら 【根鉢を崩さず、1〜2節が土に埋まるように深植え】してください。 ツルをぐるぐる巻きにしているのは、もともと2mくらいになるものを 鉢植え用にコンパクトにしているためで、地植えにするときに丁寧に はずして、フェンスやトレリスなどに誘引してあげてください。 日照不足だと花芽がつきませんので、1日に5時間以上は必ず日の当たる良い場所を。株元は日陰でもOK。 但し西日がガンガン当るようなところはNGです。 1回目の花が咲き終わったら花から少し下(2つ下の葉っぱのところ辺りで) 剪定します。秋に新芽が伸びてまた咲きます。 秋が過ぎ、花が終わったら今度は剪定をしますが、新旧両咲きなので、 どの枝もランダムに少し切るも良し、思い切って沢山切るも良し。 |
▼ chiharuさん … 丁寧なお返事ありがとうございます! とても参考になりました^^ 一番花が咲き終わったら、さっそく植え替えしてあげようと思います。 ツルをはずすのが大変そうですが・・・ とってもきれいな花なので、大事に育てようと思います。 |
▼ ゆずたんさん … >、 >庭に植え替えしておげたいなと思ったのですが >まだ花をつけており、つぼみも3〜4個ついています。 >今の時期、移植は無理でしょうか? > 大丈夫です。根を傷めないように、ポットをたたき、鉢と根を外します。 クレマチスの根元を片手押さえ、鉢を逆さにして静かに抜きます。 抜いたクレマチスを、水の入ったバケツに入れて5時間前後吸水させます。 その後、からまりを丁寧にほぐして植えます。 ※バケツの水に、液体肥料を施しますと、回復がとてもはやいです。 1000倍の液肥です。 |
▼ ゆずたんさん … ゆうゆうさんが全体をほぐし土を落す植替えを提唱されていることに驚いております。私の知る限り本やWebにはないのでゆうゆうさんが経験的に発案された方法かと思いますが、自家用のクレマチスを植えかえる場合には結果がよく私も同じことを行っています。 クレマチスの根は新根は紐状ですが2年目にそれに細根が出来ます。 根は茎と同様に寿命があり、やがて枯死し腐敗します。先ず最初に細根が腐敗しその後紐状の根も腐敗します。品種によりますが早咲きのパテンス系では4〜7年、ラヌギでは3〜5年でひも状の根が腐敗するようです。 業者が鉢植えを作る場合の植替えは能率を優先するためか根株を崩さず植えかえるのが一般であり、苗で2年鉢植えで2年培養しますのですでに鉢土の中には腐敗した根をかなり含んでいると思われます。 この土中の腐敗した根は生の厩肥や腐葉土と同様生きた根に対して有害のようです。 この腐った根を取り除く意味で土をすっかり落してしまうことは大切なことだと思います。 とくにペンネルズ・ピュアリティー、リチャード・ペンネル、ビューティー・オブ・ウースターなどなど根の寿命が短く、且つ根あたりしやすいものを持ち越すためには毎年土をほぐす植替えが必要です。マクロ・アルピナ系やタングチカの根は暖地では1年で腐敗しますので軽石に植えて毎年植え替えて腐った根を取り除きます。 白雪姫は前記品種よりは強いですが土を落して植え替えた方がよいのは当然です。 そのままの土を使って植替えすれば枯れてしまいますが、乾燥して風選し腐った根を取り除けばその土を使っても支障はなく私はそれに殺菌剤、殺ネマ剤、緩効性無機肥料を加えてここ10年あまり土を再生しております。 もちろん花後に蔓を切り詰めて移植することはゆうゆうさんのおっしゃる通り一向に差し支えありませんし回復も早いです。 ただ私の場合はゆうゆうさんより乱暴で、水でゆるめずにそのまま菜箸を使って崩していますが、赤玉の中粒を使っているので崩れ易いせいかと思います。ただ水洗する事もあります。 業者の土で窮屈に植えてあるなら水でゆるめてからほぐす方がはるかに確実でしょう。 とかくHPや本のコピー的回答が多い中で実経験に基づくゆうゆうさんの回答に敬意を表しあえて投稿しました。 |
▼ hanadayoriさん … 今、久しぶりにココへ来てみてhanadayoriさんとゆうゆさんの回答にびっくりしています。そうなんですか!? 「根鉢を崩して良い」なんて初めて聞きました。 バラ苗はすべて根をほどき土から入れ替えしていますが、クレマティスも良いんですね。 クレマティスを育てて20年以上になりますが、始めた当初何年間かは枯らしてばかりでしたが。hanadayoriさんのおっしゃるとおり園芸書などを頼りに2年苗までは鉢で育て、その後地植えしており、根鉢は絶対崩さないように気を使って植え替えていました。 おそらくその甲斐あって・・・と思っていますが、今では70株以上のクレマティスが咲いています。hanadayoriさんのお話を伺って非常に興味が出てきました。 早速鉢植えの株をGETして、試してみようと思います。 |
▼ chiharuさん … レスを頂けると思わなくてこのまま引き下がろうと思っていました。 クレマには過去2回のブームがあって第1回目は戦後、強制的に食料生産のため野菜を植えさせられていた庭にバラ、それに続いて戦前ステイタスシンボルであったクレマチスが帰ってきた時でした。この時はすべて接木、地植えでした。第2次は高度成長期で、挿木、鉢植えの時代です。現在マスコミで動いているのは2次のブームの時代に育った人で、業者は屋根の下での栽培、アマチュアは英国型のmanure richのコンポスト栽培が確立した後に育った人達で、1次の時のような試行錯誤もなく冒険の経験にも乏しい人達のようです・・・といっておきましょう。 それとは別にクレマチスの栽培条件は幾つかの要因の組み合わせで構成されていて、単独の要因の水準にはかなりの自由度があることです。たとえば元肥に腐葉土を多く加えるか少し加えるかで、たとえ多く加えても栽培環境が低温であるか、屋根の下で周年乾き気味で薬剤散布すれば余り支障はないのですが梅雨どきに高温多雨であったり秋雨が多い地方では病気や根あたりが起こります。ですから腐葉土が多くても逆に少なくても語る人の立場によって両方共正解なんです。クレマチスの場合更に品種間の格差が要因に加わりますので、腐葉土といわず石灰といわずなにを書いても誰も文句をいいません。 一方同一の場所で栽培していても気候のパターンは毎年変ります。観察力に優れ統計的なものの見方が出来る人で且つ旺盛な研究心と実行力があれば相応の知見は得られるはず。そうと思える著者なら信用するのもよいでしょう。長い経験をお持ちのchiharuさんなら現在刊行されている本で疑問な点がどこかしこにあるのでは? 本を読んで「ベンレートってどの位ウドンコ病にきくの?」「大きなモンタナが急に枯れるのは何の病気?対策は?」「クレマチスの根を切ったらどうなるの?」「春、芽がでて来ないないと思ったら根が腐ってた。何の病気?」こんなごく普通のことに解が得られましたか?’どうかんがえてもおかしい’ところはありませんでしたか? chiharuさん、一度既成概念を離れ、ご自身の疑問をご自身の経験で洗いなおし確かめるのもよいのではないでしょうか。「目から鱗」みたいな大発見がきっとありますよ。 |
▼ hanadayoriさん … >chiharuさん、一度既成概念を離れ、ご自身の疑問をご自身の経験で洗いなおし確かめるのもよいのではないでしょうか。「目から鱗」みたいな大発見がきっとありますよ。 こちらこそ、レスをいただけてうれしい限りです。 hanadayoriさんのように「既成概念を離れ」ることなどこの20年来考えたこともありませんでしたから、そのこと自体が「目から鱗」状態です!なんと、なんと!! あらゆる植物に対して、なるべく園芸書の通りに、とそれ一筋に一途できましたから・・・ クレマティスが枯れてしまうのも、マニュアルに沿わなかったのだろう・・・と、深く考えることもしませんでした。 あくまでも「私の庭で咲かせること」だけに時間を費やしてきました。 「クレマティスの根を崩して洗って良い」「既成概念を離れ自分なりの挑戦を」これこそが「目から鱗」でした。 |
地植えにするということで注意事項として 1.元肥として厩肥、腐葉土などをなるべく加えない事。なるべく清潔な土に。 厩肥、腐葉土は根腐れの原因になって木の寿命を縮める傾向があるようです。 肥料は置き肥え、液肥にて。 2.根を重ならないよう根の間に丁寧に土を入れる 根腐れの発端になりやすい 3.根の中心部の下に空間を作らぬこと ボトリチスに犯されやすい 以上根を広く張らせることに心がけてください。 |