Canon EF28mm F2.8


 EOSシステム発売当初からラインナップされているレンズです。おそらくEFレンズ群の中で最軽量のレンズではないでしょうか。買ったばかりも頃は、こればかり使っていましたが最近は出番がめっきり少なくなってしまいました。

 これを買うとき望遠側にするか広角側にするかでかなり悩んだ記憶があります。望遠側はズームかサンニッパのようなとんでもない値段のレンズしかなかった(結局はお金がなかった訳ですが)のでこのレンズにしたんじゃなかったかな。いまではEF28mm F1.8 USMがラインナップされていますが、当時はこれしか選択肢がありませんでした。FDにはF2.0があったので、いつかは出るのではと思ってはいましたがずいぶん待たされました。もっとも今はズーム全盛の時代ですのでEF28mmF1.8USMが発売されるまで時間がかかったのも頷けますが。

 さて、このレンズですが写りのほうはというと、可もなく不可もなくといった感じで、あまり面白味を感じません。シャープネスやコントラストといった点ではEF28-70mm F2.8Lのほうがまちがいなく良いですね。ま、性能的には寂しいものがありますが、広角の楽しさを教えてくれた思い出のレンズです。