Page 1006 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼胡蝶蘭の葉 ゆきん 02/10/22(火) 21:02 ┗Re(1):胡蝶蘭の葉 よしし 02/10/23(水) 10:11 ┗Re(2):胡蝶蘭の葉 ゆきん 02/10/23(水) 13:00 ┗Re(3):胡蝶蘭の葉 よしし 02/10/23(水) 14:17 ┗Re(4):胡蝶蘭の葉 ゆきん 02/10/23(水) 21:45 ┗Re(5):胡蝶蘭の葉 よしし 02/10/24(木) 13:20 ┗Re(6):胡蝶蘭の葉 ゆきん 02/10/24(木) 20:46 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 胡蝶蘭の葉 ■名前 : ゆきん <yukiko9163@dream.com> ■日付 : 02/10/22(火) 21:02 -------------------------------------------------------------------------
4日前に花を切り、植え替えをしましたが4〜5枚ある葉のうち一番上の葉が他の葉と比べてハリが少ないようです。固さがないというか・・・しおれているわけではありません。水不足ですか? 植え替えるときビニールポットのまま一度水をあげてから不要と思われる根を切り、それからは与えていませんが。根が大分少なくなったので水上げが悪いのでしょうか? 日光は朝方、2〜3時間ほど網戸ごしにあたっています。 あと、今花を切ったばかりでは今年の冬の花芽は望めないものですか?このころに1ヶ月外に出してから家の中に取り入れると花芽が出ると書いてあるのを見ましたが、来年に期待した方がいいですか? |
▼ゆきんさん… >4日前に花を切り、植え替えをしましたが4〜5枚ある葉のうち一番上の葉が他の葉と比べてハリが少ないようです。固さがないというか・・・しおれているわけではありません。水不足ですか? >植え替えるときビニールポットのまま一度水をあげてから不要と思われる根を切り、それからは与えていませんが。根が大分少なくなったので水上げが悪いのでしょうか? 実は、今、植え替えには適期ではありません。 植え替え適期は、真夏を除く6〜9月です。 ギフトの寄せ植えや、ポット苗などで、適期外に植え替えをしなければならない場合、根は絶対にいじってはいけません。 胡蝶蘭は細根がないため、生育期以外に根をいじられることは、衰弱を意味するのです。 この時期の植え替えは、鉢替えをする、くらいの気持ちで、来年の適期にミズゴケの取替えや痛んだ根の整理をするのです。 今は、根を切った割合に応じて、葉の元気がなくなっているものと思われます。 また、もともと入っていたポットより、鉢を大きなものに植え替えてしまった場合は、過湿になってしまうこともあります。 胡蝶蘭は、根が丁度おさまるくらいの鉢、が適切な鉢の大きさです。 草花で言うところの、ひと回り大きな鉢、は当てはまりません。 それから、水は、元気な株であっても、植え替えてから2週間はあげてはいけません。 今は弱っていますので、2週間過ぎても、鉢の中のミズゴケがカラカラに乾くまで(鉢底穴から指を入れて確かめてくださいね。)、水遣りはストップしてください。 >日光は朝方、2〜3時間ほど網戸ごしにあたっています。 網戸越しの日光...は、この時期まだ強いです。 レースのカーテン越しくらいの日光にして下さい。 それから、通風は確保していますか? 胡蝶蘭は風が大好きです。 1日に何度か換気して、間接的に風に当てるか、それが無理なら、ファンや扇風機などを利用して、部屋の中に空気の流れを作ってあげてください。 いずれの場合も、株に直接風を当ててはいけません。 >あと、今花を切ったばかりでは今年の冬の花芽は望めないものですか?このころに1ヶ月外に出してから家の中に取り入れると花芽が出ると書いてあるのを見ましたが、来年に期待した方がいいですか? この頃に1ヶ月外に出す...は聞いたことがありません。 君子蘭のことでは? 君子蘭は、7〜10℃の気温に1ヶ月くらい曝さないと、うまく花芽が伸びません。 胡蝶蘭は欄の中でもかなり寒さに弱い部類ですので、外に出すのは、1日の最低気温が18度以上あるときだけです。 地域にもよりますが、初夏〜初秋(寒冷地は晩夏)になると思います。 もちろん、遮光布で日照を50%くらいに調節して。 ギフト株や、購入した開花株は、生産農家のほうで温度・湿度・日照・肥培管理などを調整して、開花した状態で出荷できるように、意図的に操作しています。 ですから、今花が咲いていたとしても、それは本来の開花時期ではありません。 胡蝶蘭の開花には、通常1年ほどかかります。 今花が咲いていたなら、やはり、また来年...となりますが、1年サイクルだからといって、来年の同じ時期に咲く、とは限りません。 少しずつ、本来の開花時期に戻ろうとしますので、開花時期はずれていきます。 ただ、肥培管理が適切だと、1年に2回花を咲かせたりします。 我が家の株は、なぜか今年3回目の花芽をつけていて、ちょっと心配ですが...(あんまり咲かせると、株の体力を消耗してしまって、最悪枯れるのです...。) 1年中(冬も)1日中20℃以上、湿度60%前後、通風、適切な日照などを保てるのでしたら、1年待たずに咲いてくれるかもしれません。 ただ...今は、来年の花芽を期待するよりも、株の体力回復を図るほうが大切ですよ。 |
本当に早い御回答ありがとうございます。 9月末にいただいたものでそろそろ植え替えをと思ってしてしまったのですが、 根をいじってしまった今、どのように株の回復をはかればいいのでしょうか? 肥料は時期ではないようですし。風は雨が降っていない限り窓をあけているので適当に当たっていると思います。”直接の風”というのはどういうことですか?風が強いときは窓も少しだけ開けるようにして空気の流れをつくるだけでいいでしょうか? 水はおっしゃるとおり、からからに乾いてからあげるようにしてみます。 これから冬になって厳しい季節になるのに無事越せるか心配になってきました。 |
▼ゆきんさん… >9月末にいただいたものでそろそろ植え替えをと思ってしてしまったのですが、 >根をいじってしまった今、どのように株の回復をはかればいいのでしょうか? 前回も書きましたが、まず、水遣りに気をつけましょう。 乾いてから、が原則です。 肥料は、適期だったとしても、弱っている時にはあげてはいけません。 肥料は、元気な株で通常4〜9月(生育が良い時は10月もOK)です。 現在の株には、4月になっても、新芽が確認できるまではあげないほうが良いでしょう。 >風は雨が降っていない限り窓をあけているので適当に当たっていると思います。 強風が吹き込まなければ、それで大丈夫です。 問題は冬ですね。冬は通風が確保しずらいので、小型の扇風機を1日数時間でもいいので回してあげるといいでしょう。 ”直接の風”というのは、窓を開けているときの風なら、時期によっては冷気があたりますので、それを避けること。扇風機などの人工的な風なら、株に向けてではなく、天井などに向けて、部屋の空気を攪拌するような感じで。 初夏のそよ風が部屋を漂っている感じをイメージしていただけると良いかと思います。 >これから冬になって厳しい季節になるのに無事越せるか心配になってきました。 部屋の温度は、日中はもちろん夜間も確保できますか? 私は北海道で、夜間も暖房は焚きっ放しなので、温度確保は容易なんです。 夜間、18℃、最低でも15℃を確保できないようでしたら、保温が必要です。 簡易ビニール温室に入れておくだけでも、随分違います。 そこまで大げさな...ということであれば、夜間は窓際から離し、できるだけ部屋の暖かい場所に移動して、発砲シート(梱包用のプチプチシート...わかります?)をすっぽりかぶせてあげると、5℃ほど違うようです。 また、湿度も重要です。 根の過湿は嫌うのですが、地上部は意外と湿度を必要とします。 加湿器で調節してあげたり、葉水をしてあげたりします。 葉水の際、株元に溜まった水は、軟腐病などの原因になりますので、ティッシュなどで吸い取ってください。 |
とっても早いご回答ありがとうございます。 私は鹿児島ですが冬はやっぱり冷えますので何とか保温対策をとりたいと思います。 ついでに、小さめの鉢に入れるのは過湿を防ぐためだけですか?他のページで根がぎゅうぎゅうになるくらいにならないと花芽が出ないとありました。自然の胡蝶蘭は着生ということですが・・・きっといろんな人がずっといろいろ試してきてそれが一番いいということなんでしょうが。 質問ばかりですみません。 |
▼ゆきんさん… >ついでに、小さめの鉢に入れるのは過湿を防ぐためだけですか?他のページで根がぎゅうぎゅうになるくらいにならないと花芽が出ないとありました。自然の胡蝶蘭は着生ということですが・・・きっといろんな人がずっといろいろ試してきてそれが一番いいということなんでしょうが。 えーっと...。 私の場合は、過湿対策のため、という認識で、根が丁度収まるくらいの鉢に植えています。 だいたい4号鉢にミズゴケで植えています。 毎年植え替えますが、鉢は大きくしません。黒ずんだ根なんかを整理すると、結局同じくらいの鉢に収まってしまいます。 根の生育が良いものは、5号鉢に植えているものもあります。 おっしゃるとおり、胡蝶蘭は着生蘭ですので、窮屈じゃないと花芽が...という説には、私も疑問をもっていますし、窮屈な鉢だからといって花付きが良いわけでもなく、緩めの鉢だからといって花が咲かないわけでもなかったので、 私の場合は、上記のように、根が十分に太ってきたら、少し鉢を緩めているものもあります。 胡蝶蘭の花芽は、根張りに関係しているんです。 着生の場合、根を着生植物に張り巡らせて、そうすることで花芽ができているようです。 鉢があんまり緩いと、胡蝶蘭自身が「根が張ってる」という認識を持たないのでは?と解釈していますが...。 この辺は、ちょっと学術的になってくるので、はっきりと確認したことはありません。 ごめんなさい。 |
よししさん、大変ありがとうございました。 とっても勉強になりました。もっと観察&勉強して是非花が咲くところをみたいと思います。また分からないことあったらよろしくお願いします。 |