Page 310 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼元肥のやりかた えつこ 01/9/27(木) 13:38 ┗Re(1):元肥のやりかた greenfinger 01/10/1(月) 11:08 ┗Re(2):元肥のやりかた えつこ 01/10/3(水) 2:07 ┗Re(3):元肥のやりかた greenfinger 01/10/3(水) 13:34 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 元肥のやりかた ■名前 : えつこ ■日付 : 01/9/27(木) 13:38 -------------------------------------------------------------------------
元肥は土に混ぜておくものなんだと思っていましたが 先日買った肥料は元肥にする場合、 植物の根に触れないぐらいの下のところに 層を作るように敷いておくのだそうです。 商品のうらに書いてあるのだから間違いは無いのですが ふと疑問に思ったので教えてください。 水が上から染みとおる時に、これでは 栄養分が植物に吸収されずに 下に流れ出てしまうのではないのですか? |
▼えつこさん… >元肥は土に混ぜておくものなんだと思っていましたが ある意味では正しいです。元肥にもいろいろ種類がありますが、多くは堆肥、鶏糞 その他の、肥料分が完全に分解されていないものが多いです。この様なものは、土の 中に漉き込まれ、適度な温度、水分のもとで微生物によって分解された後に植物が 養分として取り込めるようになります。そのままでは植物は養分として取り込めない ばかりか、成分の濃度が濃すぎることや分解される過程での発酵熱で根を痛めてしまい ます。 なので、土に混ぜてしばらく寝かせて分解を待つ、のも正解ですし、根が直接触れない よう底にうめておくのも正解です。底に埋めた場合は植物が成長して根が伸びていった 先に、適度に分解され、土中に拡散した養分を吸収できることになります(植物の根 は先端部分から水分、養分を吸収しますので、この先根が伸びていくところに養分を 与えるのが肥料の効率のよい与え方です)。 横に根を張る植物の場合は耕して元肥を漉き込むのが良いです(植え付けは少し待たなく てはなりません)し、深く根を張るものは深めに漉き込んでおくのがいいです。 化学肥料で元肥として使用する場合にも基本的にはおんなじ事が言えますね。元肥用の 化学肥料も、基本的には土中に拡散することを前提とし作られています。ただし、種類 によっては、根を痛めず、ゆっくり溶け出すよう工夫されていて、土に混ぜてそのまま すぐ使えるものもあります(マグアンプなど)ので、えつこさんがされたように、商品 の説明を良く読んで使用されるのがよいでしょうし、説明の不足しているものは信頼が おけないものと考えて購入を見合わせたほうが良いと思います。 以上簡単ですが・・・。 |
▼greenfingerさん… とっても勉強になりました。 肥料を漉き込んだ場合でもすぐに植え付けたことが多々あります。 本当はすこし分解を待たなくてはいけなかったのですね。 下のほうに肥料の層をつくるのも 昨日やりましたが、なんだか変なカンジデシタ・・ 大丈夫なんだろうか・・そんな気分です。 まだまだ初心者ですが 時々種まきから育てることもあります。 面倒でついつい直播にしてしまうのですが その時の土はやはり既に肥料が漉き込んであるものばかり。 つまりは芽が出て、ある程度育ったあとの 定植のときに使うはずの土、というわけですが。 芽だしのときには そういう土は良くないのでしょうか? 種まきの時は 種を購入した後、すぐに蒔いてみたくて仕方ないのです。 種袋の後ろの土作りなどの説明を読んで 例えば石灰の中和は仕方なく待つことが多いですが 肥料の分解までは待てないことがほとんどです。 こんなんでは育つ物も育たなかったりしますか、ね? |
▼えつこさん… >本当はすこし分解を待たなくてはいけなかったのですね。 >下のほうに肥料の層をつくるのも >昨日やりましたが、なんだか変なカンジデシタ・・ 1年草なんかを花が終わって引っこ抜くと、かなり根が張っていると思います。 その辺に肥料分が行き渡っていないとあんまり意味がないのですね・・・。 今度からその辺を意識してみましょう!。 >芽だしのときには >そういう土は良くないのでしょうか? >例えば石灰の中和は仕方なく待つことが多いですが >肥料の分解までは待てないことがほとんどです。 発芽直後の植物の体は脆弱ですので、あまりに肥料分が強すぎると根や芽が痛んだり、 未分解の有機肥料があると蝿、団子虫ほかの虫を呼ぶことにもなります。 できればあんまり肥料分が強くないもののほうが望ましいところです。 あらかじめ深く良く耕して、肥料を漉き込む前に少し土をよけておきます。そして肥料 を漉き込んだ上によけておいた土を5センチから10センチ程度(植物の大きさによって 調整しますが)被せると、種の回りは肥料分が強くなく、根が伸びるにつれて肥料を 吸収できるでしょう。なお、耕してしばらく日に当てておくと、土の中の害虫を退治する 効果もあります。 もし場所があるなら前もって肥料を漉き込んだ土を作ってしばらくおき、植え付けの時に その土を入れて耕してもよいでしょう。また、先の書込みにも書きましたが、混ぜたまま すぐ植え付けできるものもありますので、そういう肥料をつかわれるのも良いでしょう。 植物が育つか育たないかは、肥料の種類、量、植物の種類により異なりますが、場合に よっては生育が思わしくない場合もあるとは思います。 種を買ってきたらすぐ播きたい気持ちはよーく分かります!。 すぐ播けるよう工夫してみてください。 |