Page 347 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼デンファレが痩せてしまって チチ 01/11/1(木) 18:14 ┗Re(1):デンファレが痩せてしまって greenfinger 01/11/2(金) 10:03 ┗Re(2):デンファレ現状維持します。 チチ 01/11/2(金) 17:58 ─────────────────────────────────────── ■題名 : デンファレが痩せてしまって ■名前 : チチ ■日付 : 01/11/1(木) 18:14 -------------------------------------------------------------------------
朝晩は冷え込むので、出来るだけ室内の高いところに、 昼間は、直射日光の当たらない明るい場所で、 水苔の表面が乾いた頃に、水をあげ、置き肥をしています。 ですが、デンファレの茎が固ーく筋張ってきて、 それでも今年の花は咲きましたが、 もう散ってしまい、葉も今日で1枚も無くなってしまいました。 このままでは枯れてしまいそうです。どうにかして助けてあげたいのですが どうしていいやら・・・ どうしたらお店で見るような、 ふっくらとした茎で、きれいな花を咲かせることが出来ますか? 教えて下さい。 |
デンファレはデンドロビウムのなかでは高温を好みますね。冬も最低気温(朝方) 10度、成長させるには15度必要です。 痩せているということは、春新しい芽がでてから今までの成長が悪かったのです。詳しい 管理の状況が分からないのですが、以下に思い付く点をのべますと。 1.日照不足 真夏の直射は避けますが、春、秋など温度に問題がない場合は日光に当てたほうが 良いです。とくに室内に取り込んでからは、ガラス越しの日光にあてます。また、 温度が十分な時はできるだけ戸外で管理します。風を好みますので。ただし、急に 日照にあてると葉焼けの恐れがあるので、最初はカーテン越し、次はガラス越し、 次は午前中だけ、というように1、2週間くらいかけて慣らします。 2.植え方の問題 鉢が大きすぎる、植え込み材料が古いなどの問題はないでしょうか?。デンドロや カトレアなど多くのランは、本来木の幹、うろなどに張り付いて育っています。 こういう所では、まず根をしっかり張らないうちに枝葉をのばすと吹き飛ばされて しまいます。なので、根をしっかり張ってから成長を始める性質を持っています。 また、こういう所では、雨が降っても水はすぐに流れ去ります。肥料分もごくわずか ですが、ランの仲間は少ない肥料を効率よく吸収できる能力があります。 鉢がおおきいと、まずいつまでも根を張ろうとして成長を開始しません。また、根の ないミズゴケ部分はいつも湿っていて、空気に触れるのが好きな根が腐ってしまい ます。素焼きの鉢に1/3ほど鉢底の土や発泡スチロールの割ったものをいれ、 小さ目の鉢に植えます(植え替えは5月中旬)。倒れる時は鉢カバー等で対応し ます。背丈にくらべ驚くほど小さいですよ。 また、基本は一株一鉢です。市販のもので3本立てくらいの大きな鉢に植えられて いるものは、出荷直前に株を寄せ植えしたものです。あのままの管理では生育は 難しいので、一鉢ずつ植え直します。 3.肥料 肥料は春先成長を開始する時(植え替え後2週間程度たってから)に与え、 9月で最後にします。また、過度の施肥は逆効果なので、洋蘭用の置き肥えを規定 量を守ってあたえます。冬は生育が鈍るのであたえません。 4.環境をころころ変えない あまり環境を変えると、あらたな環境になじむのに相当の努力を要する植物は( 本来動かないので当たり前)つかれきってしまいます。移動は季節の変わり目に 同じ環境を保つべく動かしてあげる程度にとどめましょう。 5.古いバルブは細くなる 太るのは今年出た新しいバルブです。古いバルブは新しいバルブを育てるため、 養分を使い果たして細くなります。また、葉も落ちます。新しいバルブを太く 育てましょう。 6.病気 ウイルス病にかかると生育が妨げられます。これは直らないし、伝染性が強いです。 花茎を切ったりする時には、はさみを熱湯で消毒しましょう。また、その他の病気 (ウドンコ病他)も、通風を良くするとかかりにくくなります。 さてさて、私も疲れてきました・・。ええと他に思い当たる事があったら書き足しますが なにかお気づきの点はありますか?。これから冬の間は生育しませんので、良くて現状 維持です。肥料はすぐに止めて、様子を見てください。冬最低気温が10度程度の場合は 水やりは、乾いて1週間程度まって、暖かい日の午前中に、室温程度の水を与え、 夕方にはかなり乾くようにします。また 水やりと水やりの間に葉に霧吹きで水をふいて あげましょう。 |
たいへん丁寧な説明、ありがとうございました。 どうも鉢がかなり大きかったようです。 今思えば、風通しもあまり良くなかったと・・・ 本当にかわいそうな事をしてしまいました。 この現状を維持して、来年の春を待ちます。 |