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 ▼デンファレが痩せてしまって  チチ 01/11/1(木) 18:14
   ┗Re(1):デンファレが痩せてしまって  greenfinger 01/11/2(金) 10:03
      ┗Re(2):デンファレ現状維持します。  チチ 01/11/2(金) 17:58

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 ■題名 : デンファレが痩せてしまって
 ■名前 : チチ
 ■日付 : 01/11/1(木) 18:14
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    朝晩は冷え込むので、出来るだけ室内の高いところに、
昼間は、直射日光の当たらない明るい場所で、
水苔の表面が乾いた頃に、水をあげ、置き肥をしています。
ですが、デンファレの茎が固ーく筋張ってきて、
それでも今年の花は咲きましたが、
もう散ってしまい、葉も今日で1枚も無くなってしまいました。
このままでは枯れてしまいそうです。どうにかして助けてあげたいのですが
どうしていいやら・・・
どうしたらお店で見るような、
ふっくらとした茎で、きれいな花を咲かせることが出来ますか?
教えて下さい。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):デンファレが痩せてしまって  ■名前 : greenfinger  ■日付 : 01/11/2(金) 10:03  -------------------------------------------------------------------------
   デンファレはデンドロビウムのなかでは高温を好みますね。冬も最低気温(朝方)
10度、成長させるには15度必要です。

痩せているということは、春新しい芽がでてから今までの成長が悪かったのです。詳しい
管理の状況が分からないのですが、以下に思い付く点をのべますと。

1.日照不足
  真夏の直射は避けますが、春、秋など温度に問題がない場合は日光に当てたほうが
  良いです。とくに室内に取り込んでからは、ガラス越しの日光にあてます。また、
  温度が十分な時はできるだけ戸外で管理します。風を好みますので。ただし、急に
  日照にあてると葉焼けの恐れがあるので、最初はカーテン越し、次はガラス越し、
  次は午前中だけ、というように1、2週間くらいかけて慣らします。

2.植え方の問題
  鉢が大きすぎる、植え込み材料が古いなどの問題はないでしょうか?。デンドロや
  カトレアなど多くのランは、本来木の幹、うろなどに張り付いて育っています。
  こういう所では、まず根をしっかり張らないうちに枝葉をのばすと吹き飛ばされて
  しまいます。なので、根をしっかり張ってから成長を始める性質を持っています。
  また、こういう所では、雨が降っても水はすぐに流れ去ります。肥料分もごくわずか
  ですが、ランの仲間は少ない肥料を効率よく吸収できる能力があります。
  鉢がおおきいと、まずいつまでも根を張ろうとして成長を開始しません。また、根の
  ないミズゴケ部分はいつも湿っていて、空気に触れるのが好きな根が腐ってしまい
  ます。素焼きの鉢に1/3ほど鉢底の土や発泡スチロールの割ったものをいれ、
  小さ目の鉢に植えます(植え替えは5月中旬)。倒れる時は鉢カバー等で対応し
  ます。背丈にくらべ驚くほど小さいですよ。
  また、基本は一株一鉢です。市販のもので3本立てくらいの大きな鉢に植えられて
  いるものは、出荷直前に株を寄せ植えしたものです。あのままの管理では生育は
  難しいので、一鉢ずつ植え直します。


3.肥料
  肥料は春先成長を開始する時(植え替え後2週間程度たってから)に与え、
  9月で最後にします。また、過度の施肥は逆効果なので、洋蘭用の置き肥えを規定
  量を守ってあたえます。冬は生育が鈍るのであたえません。

4.環境をころころ変えない
  あまり環境を変えると、あらたな環境になじむのに相当の努力を要する植物は(
  本来動かないので当たり前)つかれきってしまいます。移動は季節の変わり目に
  同じ環境を保つべく動かしてあげる程度にとどめましょう。

5.古いバルブは細くなる
  太るのは今年出た新しいバルブです。古いバルブは新しいバルブを育てるため、
  養分を使い果たして細くなります。また、葉も落ちます。新しいバルブを太く
  育てましょう。

6.病気
  ウイルス病にかかると生育が妨げられます。これは直らないし、伝染性が強いです。
  花茎を切ったりする時には、はさみを熱湯で消毒しましょう。また、その他の病気
  (ウドンコ病他)も、通風を良くするとかかりにくくなります。

さてさて、私も疲れてきました・・。ええと他に思い当たる事があったら書き足しますが
なにかお気づきの点はありますか?。これから冬の間は生育しませんので、良くて現状
維持です。肥料はすぐに止めて、様子を見てください。冬最低気温が10度程度の場合は
水やりは、乾いて1週間程度まって、暖かい日の午前中に、室温程度の水を与え、
夕方にはかなり乾くようにします。また 水やりと水やりの間に葉に霧吹きで水をふいて
あげましょう。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):デンファレ現状維持します。  ■名前 : チチ  ■日付 : 01/11/2(金) 17:58  -------------------------------------------------------------------------
    たいへん丁寧な説明、ありがとうございました。
どうも鉢がかなり大きかったようです。
今思えば、風通しもあまり良くなかったと・・・
本当にかわいそうな事をしてしまいました。
この現状を維持して、来年の春を待ちます。
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